青葉山おでん計画

プロローグ

「大学におでん屋台があって、そこでおでんを熱燗と一緒に楽しめたらなぁ」

そんな思いを研究室の酒呑み達に吹聴した結果、いつの間にやら本当におでん屋台を自分たちで作る計画が持ち上がってしまった。そうして完成した空間は紛れもなく「おでん屋台の形を借りた、俺たちの考えた最強の居酒屋」だった…

この記事はとある大学の工学部生たちが至上の酒とつまみとアトモスフィアを追い求め、屋台づくりに奮闘した記録である。

注:この屋台はあくまで研究室の打ち上げのために制作したものであり、飲食物の販売を目的としたものではありません。そのため仮に青葉山に赤提灯が灯っていたとしても「大将、今やってる?」と言ってお酒や食べ物を買うことはできませんのでご了承ください

プロローグ

おでん専門店で得た最高の気づき、そしてそれをきっかけに急速に具体化した酒呑みたちの熱き想い。

分割型おでん屋台の開発

そして立ち上がる巴波重工設計開発部隊。

組立、運用、保守、保存。全てのフェーズにおいて使用者を第一に考えた最適なソリューションの提案。

おでん屋台開店までの道

酒呑み達の熱い想いはやがて「おでん屋台の製作」から「俺たちの考える最高の居酒屋屋台の具現」へと変貌を遂げた。

理想郷の実現を目指し、一切の妥協を廃した物品調達計画が始まる。

開店、「青葉山おでん」

ついに迎えた青葉山おでん開店日。

理想を現実に変える時が来た。

第四章 開店、「青葉山おでん」

ああ、青葉山に光が満ちる…