Wort Chiller

使いやすいウォートチラーの製作

ビールの仕込みに無課金装備で挑んだ際、最も時間を要するのが煮沸後の冷却工程である。

5ガロンなどという大スケールでなくとも、100℃のウォート、数リットルを酵母投入が可能な温度まで自然冷却するには数時間オーダーという多大な時間を要し、たとえ冷水を張ったバスタブに鍋を沈めても結果は殆ど変わらず、作業開始が夕方だったりすると、酵母投入が翌日になるなどはザラに起こることである。

冷却に時間を要すると、怖いのが雑菌汚染である。煮沸直後は無菌状態であったウォートも、冷却の過程で25-35℃程度の室温よりやや高い温度帯ではあらゆる野生酵母や最近が繁殖するのに適した環境となる。自然冷却ではこの温度域に数時間オーダーで維持されることになるため、非常にリスクの高い工程となってしまう。

なにより、趣味のホームブルーにおいては工程短縮は極めて重要である。一人暮らしならまだしも、家庭がある場合では台所や風呂場を何時間も占領するのはあまりよろしくない。逆にこの冷却工程さえ短縮することができれば、仕込に要する時間は5-6時間程度。定時退社後に仕込みをスタートすれば12時までに完全撤収も可能だ。

そしてそれを実現するのがウォートチラーというアイテムである。

ウォートチラーの基本

ウォートチラーとは、要するに熱交換器である。水道水などの冷たい流体と熱い麦汁の間で熱交換をさせ、麦汁の温度を積極的に下げていく。熱交換の体型にも色々あるので、一言にウォートチラーといっても様々な種類が存在している。



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