という事で、早速ジンのボタニカルとして使えるハーブやスパイス等を思いつく限り調達してきた。調達は全てまさかのAmazonである。上野のアメ横に店を構える大津屋というスパイスショップがあるのだが、そこがAmazonに出店しているのだ。すごい時代になったものである。以下のURLより、ありとあらゆるボタニカルを購入することができる。

https://www.amazon.co.jp/s?ie=UTF8&me=A3D0QYGKYLQ9UA&page=1

最初のバッチであるUDG-001に使用するのはこれら6種+1のボタニカル。コピー用紙に載せて名前を書くと、「丁寧な暮らし」感が漂ってくる。

ひとまず独自ブレンドなどという冒険はせず、こちらの記事に記載のレシピを参考にした。

Vodka : 250 ml / Juniper Berries : 1 tablespoon / Coriander : 1 teaspoon / Cardamon Pod : 0.5 tablespoon / Lemongrass : 0.7 teaspoon / Cinnamon : 0.3 stick / Liquorice : 0.5 teaspoon / Orange Peel : 1 strip

この内、オレンジピールが写真には写っていないが、その理由は後述する。

空いたSchweppes Tonic Waterの瓶を洗浄し、ボタニカルを投入。これは間違いなく「「丁寧な暮らし」」である。

ベーススピリッツとして用いるのは無個性なSKY VODKA。ボタニカルのフレーバーを載せるには適役だろう。

ウォッカを250ml注いだ。やはり丁寧な暮らし感が漂ってくる。このまま1日放置して、ボタニカルの成分を抽出する。

翌日。ボタニカル由来の成分によってウォッカは茶色に変化していた。ここでひとまず味見をしてみた。香りは桂皮が極めて強く、支配的になってしまっている。元の記事にも桂皮は少なめでよいという記述があったが、これは本当に少しで良さそうだ。このせいでジンを人たらしめるジュニパーベリーのフレーバーがわからなくなってしまっている。という事で追いジュニパーベリーを行った。

更に翌日。浸漬工程はこれで終了とし、コーヒーフィルターでろ過する。

という事で、ひとまず形にはなった。ただ、この時点で不足しているポイントが2つ。一つ目はオレンジピールの不在、そしてもう一つはその褐色である。

という事でオレンジを用意。今回はドライピールではなく贅沢にフレッシュオレンジを使用する。

さて、これで残る要素はリキッドについたボタニカル由来の褐色である。これを取り除く手段は至って簡単で、そう蒸溜だ。溶液を蒸留することで色素とアルコール成分が分離され、透明なあの市販されているようなジンが完成する。

ここで登場するのがステンレス製のザルとアルミ線で適当に組んだスタンド。

香りは桂皮が極めて強く、支配的になってしまっている。元の記事にも桂皮は少なめでよいという記述があったが、これは本当に少しで良さそうだ。このせいでジンを人たらしめるジュニパーベリーのフレーバーがわからなくなってしまっている。という事で追いジュニパーベリーを行う。


一日後

柑橘フレーバー、コリアンダーとシナモンの香りが前面に来る。ジュニパーは感じづらい。飲むとジュニパーベリーの持つジンらしさが顔を出す。


色は明瞭に差が出た。しかし、蒸溜はじめは透明だった液体が、次第に白濁してきた。あとでオレンジに水蒸気を当てて実験してみよう。香りを比較すると明らかに蒸留前のほうがガツンとくるフレーバーがある。蒸留後は弱まってはいるが、色も相まって洗練されたイメージだ。飲んで見る。最後に爽やかなオレンジのフレーバーが抜けていく。が、どうも、違和感がある。