EXHAUST CANNON‎ > ‎

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エグゾーストキャノンとは一言で言えば「空気砲」です。
しかし空気砲といってもダンボールの箱に丸い穴を開けて手で押すような子供だましのオモチャではありません。
エグゾーストキャノンは内部に超高速で駆動する機械式のバルブを備え、圧縮空気を衝撃波とともに瞬間的に開放する、極めて強力な空気砲です。
開放される圧縮空気の力は凄まじく、至近距離での射撃の威力は想像を遥かに超えるものとなります。

日本においては三才ブックスから出版されている「アリエナイ理科ノ工作」という書籍にその基本的構造と製作例が載せられおり、それをきっかけにその製作に着手し始める人々が現れ、今日に至るまで新たな機能を付与するための機構や排気速度向上のためのアイデアなどが数多く考案されています。

一方海外においても同様の目的と構造を有する装置が「Pneumatic Cannon」という名称で認知されており、日本とは比較にならないほど多くの愛好家によって製作されています。



To put it briefly, "Exhaust Cannon" is "Air Cannon" in DORAEMON.
However, this Exhaust Cannon is not a boring toys such as cardboard box with round hole. Exhaust Cannon is an extremely intense air cannon with special mechanical valve which drives inside at high velocitiy, and it can fire the compressed air instantaneously with intense shock wave. The power of fired compressed air is fierce, and it will be beyond your imaginings.

In Japan, its elemental mechanisms and prototypes were described in the "Zukai arienai rika no Kōsaku" which was published by Sansai Books, and it was an opening of development of Exhaust Cannon in Japan. And then, several new mechanisms were invented to date such as adding new functions or realizing high speed exhausting.

At the same time overseas, the equipments which have coequal objective and mechanisms were referred to as "Pneumatic Cannon", and it is fabricated by enormous number of people compared with Japan.





エグゾーストキャノン / Exhaust Cannonとは

エグゾーストキャノンとは、圧縮された空気を瞬間的に排気(Exhaust)する空気砲です。
空気砲といってもダンボールの箱に丸い穴を開けて手で押すようなものではなく、直接コンプレッサで空気を圧縮して、それを瞬間的に解放する機構を持った本格的な空気砲です。

そもそもの始まりは、三才ブックスから出版されている「アリエナイ理科ノ工作」という書籍にその基本的構造と、製作例が載せられていたのがこの装置の全ての始まりです。
この本の著者、POKA氏がこのエグゾーストキャノンという装置の原案者ということになります。






空気砲

空気砲と言うと、某でん○ろう先生がTVに出まくっているせいで、ダンボールに穴を空けてのそれが一般的になってしまっています。
あの装置自体は渦輪の生成現象に関する装置として、とても興味深いものでは有りますが、あれを「空気砲」と呼べるかというと甚だ疑問です。
空気砲という名を冠するからには、本家ドラえもんの空気砲のように、発射の際に「爆音」を伴い、そして遠隔地の対象にすさまじい「衝撃」を与える装置でなければなりません。

真の空気砲の実現のためには、ダンボールを叩いてなどという悠長なことなどしていられません。


エグゾーストキャノンの定義のようなもの

では真の空気砲を実現するためにはどうすればよいか、
その一つの解は
「コンプレッサを用いて直接空気を圧縮しタンクに貯め、それを瞬間的に排気する」
という手法です。

エグゾーストキャノンは、この内後半の「瞬間的に排気する」動作を担当する装置です。
装置は圧縮空気を貯める部分と、それを瞬間的に排気するためのバルブから構成されます。

ここでポイントと成るのが、このバルブが「装置に貯めた圧縮空気の圧力により駆動される」ということです。
打ち出す圧縮空気そのものの圧力を使ってバルブを駆動し、その圧縮空気を排気するという面白い機構のバルブとなっています。

この圧縮空気の圧力で駆動するバルブこそ、エグゾーストキャノンの心臓部であり、此処を如何に工夫するかが、この装置の改良の最も面白いところです。
このバルブの排気速度は凄まじく、圧縮空気を一瞬で空気の塊として排気することができます。
これがボールバルブバタフライバルブ等の一般的な弁だと、特大のものを使わない数秒はかかるでしょう。またこれらは立ち上がりも原理的に非常に遅いため、キレのない排気になってしまい到底空気砲とは呼べません。

では実際にエグゾーストキャノンのバルブはどのような構造なのか、次でより詳しく解説していきます。