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Mk.8


エグゾーストキャノンを構成する要素の簡略化と小型化を狙って製作したMk.6
そこで確立した機構をベースにし、それに加えて新たにデザインへのアプローチをかけたものが、このExhaust Cannon Mk.8です。

そのサイズゆえパワーはほぼ皆無ですが、空気の充填、保持、開放という一連の動作は紛れも無くエグゾーストキャノンのそれであり、小さい筺体にロマンが詰まった機体です。

以下製作記事です。


2011.04.30 17:34 製作開始


外筒の素材はMk.6と同様の3/8インチ両長ニップルです。今回はアクセサリーのようなサイズ感を想定し、ニップル全長は以前のMk.6と比べ半分程度となっています。



突切りバイトで両端の雄ねじ部を落とします。



ニップル表面は荒く、そのままでは到底美しいとは呼べません。
バイトで端面出しをした後、紙やすり、ピカールと工程を踏んで鏡面に仕上げます。

加工以前のニップルの写真と比較すると、その変化がよくわかります。



切ったニップルに対し、管用タップを用いて1/4の雌ねじを切っていきます。以前のMk.6の記事に記載したとおり、この3/8インチのニップルの内径はちょうど1/4の管用ねじの下穴に近く、追加の中ぐり加工無しでタッピングをすることができます。



タッピング終了後、1/4のプラグを差し込むとこのような形になります。
このプラグを尾栓とノズルに改造していきます。



まずは尾栓を作っていきます。尾栓に求められる機能はエアーの導入と保持、そして開放であり、そのための部品として米式バルブ(シュレーダーバルブ)を流用します。この辺りに関して詳しくはMk.6の記事を参照してください。



バルブ単体をゴムから分離し、バルブ側にM7雄ねじ、尾栓側にM7雌ねじを切って2つを合体させます。
(米式バルブの直径に対してM7のダイス加工はなかなかギリギリのラインを攻めており、雄ネジの谷部分ではかなり肉薄になっています。現在ではなるべく肉厚を確保するべくハンダ付けの工法をとっています)



次はノズルの加工です。と言ってもプラグに対して穴を開けるだけなので特にこれといったことはありません。



内部で駆動するピストンについてはこのような感じ。極めてシンプルな構成にしています。
(右端部の部品は袋ナットの角を旋盤で丸めた物です



エグゾーストキャノンとしての動作を満たすための構成部品はこれで全て完成ですが、今回は更にアクセサリー的な側面を持たせるため、取手のようなものを取り付けます。
この部品は100円ショップで購入した「すくい網」の取手部分を切除したものであり、これをペンチでチョビっと曲げて、キャノン本体に開けた2つの穴にはめ込み取り付けます。



2014.05.01 00:30 完成


製作開始から約7時間、無事完成しました。 尾栓とノズルの六角の頭に関しては、ニップルにシールテープを用いて強固に固定した後に旋盤で落としました。



すくい網を流量した取手部分も良い感じです。カラビナをつけるとそれっぽくなります。



服にくっつけて持ち歩けるようにもなりました。
あくまでネタとして製作した装置でありますが、どこにでも持ち歩くことができるので、話のネタにするにはピッタリです。

2016.02.06 yasu